|
■コラム * ローカルトレンドニュース from nagoya 遠田 康一 ヨコイのチカラ ミラネーズにカントリー、ミラカン、カルソー。名古屋以外の方は何のことだか分からないだろう。 これはスパゲティのメニューである。しかもあんかけ。 あんかけスパは名古屋人にこよなく愛されている料理の一つだ。 発案者はスパゲティハウスヨコイのオーナー。 基本は給食ででるソフト麺のような太いスパゲティの上に炒めた野菜やらの具がのっていて、 甘辛くて胡椒がきいたトマト?ソースが回りにかかっている。 味についてのコメントは控えさせていただくが、決してまずいわけではない。と弁明するところが怪しい。 今回注目したいのは、そのネーミングだ。名古屋人のネーミングセンスには頭が下がる。 「ミラネーズ」はミラネーゼ(ミラノ風)が変化したものであることは推測できる。 ここで疑問。何故ゼをズにしてしまったのか。この違いは「そうだぜ」と「そうだず」ぐらいの差がある。 しかも具の内容が全くミラノに関係ないときた。赤いウインナー+ピーマン+タマネギ+マッシュルームだ。 ファッションの最先端を行く街のスパゲティに赤いウインナーって!っていうか具はナポリタンと同じじゃないか! なんて豪快なんだ。続いて、ハム+マッシュルーム+オニオン+コーンの「カントリー」。 コーンときた段階で、アメリカの匂いがぷんぷんする。 今挙げた二つのミックスが「ミラカン」である。ミラネーズとカントリーが足されているわけだ。 名・伊・米の三国同盟である。こうなると訳が分からない。昔の銀幕スターかと思った。 この一見さんお断り的ネーミングが名古屋を感じさせるのだ。 ほかにもカルボナーラとソースで「カルソー」、「メキシカン」「バイキング」「バラエティ」など常識も国も時代も無視したネーミングが続くが、 極め付けが「イタリアン」。…そもそもその国の料理じゃないのか? こんなにも、名古屋人を虜にし、面白レシピとネーミングを生み出す結果をもたらした、ヨコイのソース。 皆さんも名古屋と世界のコラボレーションテイストをいつか味わっていただきたい。 (おんだ こういち/(株)丹青社 名古屋支店) このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。 Copyright 2004 TANSEISHA.co.,ltd. All right reserved. |