ケーススタディ 特集

わかやま喜集館


 東京・有楽町駅前に2004年2月9日オープンした「わかやま喜集館」は、「首都圏との交流を促進し、魅力溢れる観光と物産を一体的にアピールするための和歌山の『ひと・こと・もの』の情報発信拠点」である。

 アンテナショップでは、大手販売ルートに乗らない"和歌山らしさ"のある特産品を中心に、原則3か月サイクルで展示・販売。アイテム数は約400アイテムで、同店で消費者に直接きめ細かい商品説明を実施するとともに、売れ筋商品の把握等により、和歌山県産品の認知度の向上および新たな商品化や販売ルートの開拓をサポートしている。

 世界遺産登録された高野・熊野のテーマ展示や市町村の地域紹介展示、案内カウンターの3機能で構成する観光案内コーナーでは、観光物産との相乗効果により、和歌山県の認知度およびイメージアップを図り、首都圏における新たな観光客の掘り起こしとリピーターの確保を狙う。

「和歌山の魅力を売る」をコンセプトとするわかやま喜集館の特徴は、多目的サロン「円座」を併設していること。同サロンでは、和歌山県にまつわることをテーマとするセミナーを月1回開催しているほか、観光PRや県産品の展示即売、絵画展や写真展なども開催するなど、和歌山の情報の発信に努めている。同県では、円座や喜集館を活用して「世界遺産に登録された高野・熊野などを観光拠点として、和歌山県を売り込んでいきたい」(同館館長・中村省氏)と思っている。

 


左●東京交通会館には、わかやま喜集館以外にも「北海道どさんこプラザ」や「花まるっ 秋田ふるさと館」のほか、全国商工会連合会の「むらからまちから館 」など、地方の物産・観光を紹介する施設が多数入居
右●JR有楽町駅前に建つ東京交通会館の地下1階に入る

左●物産品の展示・紹介は全国のふるさと産品を展示・販売するアンテナショップ「生活の森」を展開するNPO法人「ふるさと往来クラブ」に委託。販売は同法人の自主事業として実施している
中●サロン円座(わろうだ)。円座とは、熊野古道の途次、大雲取越道のそばにある苔むした大石で「円形の座布団」の意。大石の上に熊野の神々が座って談笑したり、お茶を飲んだといういわれが伝わる。大石には梵字三字が彫られており、それぞれ阿弥陀仏・薬師仏・観音仏を指す
右●観光案内コーナーでは、世界遺産に登録された高野・熊野をはじめ和歌山県全域の観光情報を発信
 
[所在地] 東京都千代田区有楽町2-10-1
東京交通会館地下1階
[オープン] 2004年2月9日
[事業主体] 和歌山県
[運営] (社)和歌山県観光連盟
[物販運営受託]  特定非営利活動法人 ふるさと往来クラブ
[店舗面積] 71.9m2
 観光物産コーナー52.1m2
 多目的サロン19.8m2
[施設構成] 観光案内コーナー、県産品展示即売コーナー、多目的サロン
[営業時間] 10:00〜19:00 (日曜日は10:00〜17:00に 物産のみ営業)
[休業日] 祝日・年末年始

 

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