ケーススタディ

成長著しい上海で開催された
中国最大の商業施設展示会

 
第十一届
中国(上海)零售業展覧会
CRC Expo 2005
 

 中国の小売業の貿易プラットフォームを構築する「第十一届中国(上海)零售業展覧会(CRC Expo 2005)が2005年6月28〜30日、中国上海市浦東新区の国際見本市会場「上海新国際博覧中心」で開催された。
 CRCは、これまで中国商業連合会の主催により行われてきたが、今回からメッセ・デュッセルドルフ・チャイナが共催に加わり、世界最大の小売業の見本市「EuroShop」を手本に、サポートのヨーロッパ流通同盟(EHI)の最新の小売経営理念を取り入れた展示会として新たに行われるようになった。
 展示会場は「商業空間デザインおよびディスプレイ設備展」(商業デザインとショップフィティング、商品ディスプレイの設備と器材、展示ブースのデザインと装飾などの方面の製品とサービス)、「現代小売業設備展」(商業用物流設備、冷凍冷蔵陳列システム、包装設備と技術および店舗の照明技術)、「小売業情報技術展」(情報と通信技術および店舗のセキュリティー・システム)、「マーチャンダイジングと販売促進技術展」(マーケティング、プレゼント、販売現場のプロモーション、ブランドのプロモーションなど)の4ゾーンで構成。

 出展企業はディスプレイシステムを販売するところがほとんどで、デザイン設計を行うところは、丹青社の上海子会社である丹青創藝を含め数社にとどまった。丹青創藝では、04年からCRCに出展しており、今回は3回目の出展となる。入口を入ってすぐの好位置に設けられた丹青創藝のブースには、多数の来場者が訪れた。欧米からの来場者のブース訪問も多く、ブースのスタッフに熱心に質問を投げかけてきたのは、むしろ欧米からの来場者のほうが多いくらいであった。
 また26日に開催された講演会では、本誌「Design対談」でホストを務めていただいているIST(INTERSPACE TIME)代表・牛建務氏が講師として登壇。牛建氏がこれまでデザインを手がけた商業施設をスライドで投影。本人によるデザインポイントの解説に、多くの人が聞き入っていた。

(左)●会場となった「上海新国際博覧中心」は市内の中心部より地下鉄2号線で約20分、浦東空港よりバスで約30分に位置し、中国最大級の見本市会場として2001年11月にオープンした
(中)●「丹青創藝ブース」は会場に入ってすぐの好位置に展開
(右)●展示会場へのエントランスゲート。受付には長蛇の列ができるなど、活気が溢れた

 
デザイン設計の出展企業は数社にとどまり、丹青創藝ブースは中国国内のみならず欧米などからの来場者が多数訪れ、スタッフに熱心な質問を投げかけていた

 
牛建氏の講演会では、大規模開発がいまなお続く上海事情を鑑み、バブル期につくられた日本国内の商業施設を中心に、牛建氏の施工物件を次々に紹介。スライドが切り替わるたびにシャッター音が響くなど、いまなお新鮮さを失わない、そのデザイン性に高い関心が寄せられていた

中国最大の商業施設展示会として"商業空間"に関わるさまざまな企業が出展

 

データ 2005年9月現在
[名称] 第十一届 中国(上海)零售業展覧会「CRC Expo 2005」
[会期] 2005年6月28日〜30日
[会場] 上海新国際博覧中心(上海市浦東新区龍陽路2345)
[イベント内容] ・商業空間デザイン&ディスプレイ設備展
・現代小売業設備展
・小売業情報技術展
・マーチャンダイジング&販売促進技術展
 

このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。
Copyright 2005 TANSEISHA.co.,ltd.
All right reserved.