■ケーススタディ 特集
千葉市中央区の海沿いで開発が進められている「蘇我副都心臨海地区再整備事業」では、JFEスチール(旧川崎製鉄)千葉製鉄所東工場跡地に「商業・エンターテイメントエリア」「ウォーターフロントエリア」「スポーツパーク」「住居系エリア」「業務系エリア」「エコロジー・都市型産業パーク」の整備が計画されている。 同事業の第一弾として商業・エンターテイメントエリアに開設された「ハーバーシティ蘇我」は、「Ario蘇我」を中核に家具&ホームセンター「HOM'ES」、シネマ、アミューズメント、スパ、マーケットの四ゾーンを配す「フェスティバルウォーク蘇我」の3街区からなる。 GMS(総合スーパー)の「イトーヨーカドー蘇我店」と85店舗のショッピングモール「アリオモール」で構成する「Ario蘇我」は、イトーヨーカ堂にとって広域型ショッピングセンター(RSC)の開発・運営事業第1号施設。TMMでは「アリオモール」のプランニングからテナントリーシング、運営コンサルティング、運営管理業務までを同社から受託している。 出店する85の専門店のうち24店舗が千葉県初出店など、アリオモールには感度、質感、グレードの高いショップが軒を連ねる。「約半分がTMM提案のショップです」((株)丹青モールマネジメント取締役・アリオ蘇我事業所所長 佐藤明氏)というように、同モールへのテナント誘致ではTMMがもつリーシング力が存分に発揮された。 こうしたことを背景に来店客数は計画を上回るペースで推移しており、集客圏も「蘇我以北にお住まいの方は船橋や東京にショッピングに行かれてしまうと思われたので、千葉以東、以南にお住まいの方を想定していた」(i同)が、幕張方面などからの来客も多く見られるなど、抜群の集客力を発揮している。
福島県郡山市のJR郡山駅前に展開するファッションビル「ATi郡山」が2005年4月23日、3階と4階をリニューアルオープンした。 ATi郡山は、(株)西友が都市型百貨店「郡山西武百貨店」として展開してきた店舗をファッションビルとして業態転換し01年5月にオープンしたもので、04年2月からは同社と業務委託契約を結んだTMMが運営管理にあたっている。 TMMではATiをティーンズからヤングカジュアルに特化したファッションビルとして打ち出していく考えで、04年4月には地下1階を"マルキュー(渋谷109)ファッション"のギャル系ショップを集積した「ATi seize 16」に全面リニューアルしている。今回の3、4階の改装は、その第2弾。レディスとメンズが混在していた3階をレディスファッションを集積したフロアにするともに、100円ショップや書店などの大型専門店が入居していた4階をメンズファッションのフロアに再構築した。 メンズの再構築にあたっては、隣接する丸井郡山店でメンズファッションを3層にわたりデザイナーズブランドを中心に展開していることから、同店との差異化を明確に図るため、4階の構成を「ストリートカジュアル」に特化するとともに、メイン動線のエスカレータ周辺に帽子やアイウェア(眼鏡)、アクセサリーなど"女の子でも買えるアイテムを扱った雑貨店"を貼り付けることで、フロア全体の賑わいの創出を図っている。 また販促面では、郡山のユースカルチャー雑誌「LUCKY★マガジン(愛称:ラキ★マガ)」や市内のファッション専門学校「国際ビューティ・ファッション専門学校」とタイアップ。「ラキ★マガ」にはこれまで、ATiのショップの店員を前面に打ち出した特集や来店客の変身体験記事などの記事が掲載された。 「変身体験記事」は、ATi郡山に来店したお客をモデルに、国際ビューティ・ファッション専門学校の講師で人気アイドルグループのスタイリストも務めるプロのスタイリストが、ATi郡山のショップからセレクトした洋服やアクセサリー等をコーディネートして"変身"させる内容で、こうした展開を通して、「ATiを郡山におけるヤングファッションの情報発信拠点としてアピールしていく」((株)丹青モールマネジメント
アティ郡山店事業所所長 堀江康夫氏)。
トステムビバ(株)は2004年11月13日、埼玉県大井町に「スーパービバホーム埼玉大井店」をオープンした。 埼玉県鴻巣市に03年6月オープンした「スーパービバホーム鴻巣店」に続く超大型ホームセンター『スーパービバホーム』の2号店として誕生したスーパービバホーム埼玉大井店は、当時としては県下最大級のホームセンターで、GMSの「イトーヨーカドー埼玉大井店」とともに「ビバモール埼玉大井」の核店舗となっている。 同モールにはカジュアル衣料、書店、靴、眼鏡、飲食等の物販店舗に加え、アミューズメント、旅行、歯科等のサービス店舗など20店舗が入居。"西埼玉地域最大の住生活を中心として食・衣まで揃う総合ショッピングセンター"として展開している。 さらに同社は05年5月18日、埼玉県内でも有数のベッドタウンとして知られ、東京外環自動車道、常磐自動車道、首都高速三郷線が合流する新たな産業拠点として再開発が進められている三郷インターチェンジ地区に「スーパービバホーム三郷店」をオープンした。 スーパービバホーム三郷店は、売場面積2万2400m2で、埼玉大井店の約1・3倍のスケールを誇るほか、敷地内に(株)松竹マルチプレックスシアターズのシネマコンプレックス「MOVIX三郷」と(株)アトラスの大型アミューズメント「ゲームパニック三郷」が入る別棟を配置。また隣接ゾーンに(株)イトーヨーカ堂のGMS「イトーヨーカドー三郷店」が出店するなど、県内最大級の複合商業ゾーンを構成している。
●ビバモール埼玉大井店
●スーパービバホーム三郷店
「日生中央サピエ」は、北摂最大級のニュータウンとして5000世帯・1万5000人が暮らす「阪急日生ニュータウン」の玄関口である能勢電鉄日生中央駅前に1988年11月オープンした。 人口増加地区である同エリアでは、大規模な商業施設の開業が依然相次ぐなど、商業施設間の競合は激化の一途を辿っている。 TMMでは、運営管理業務第1号として2003年4月に「日生中央サピエ」の運営管理を受託。低下傾向にあった同SCの求心力の回復に取り組んでいる。 TMMのもつチャネルを活用したテナントの誘致や新たな販促活動の展開などにより「既存店でも実績を上回る」((株)丹青モールマネジメント 日生中央サピエ事業所 営業企画マネージャー 織田政宏氏)など、順調な推移を示している。 今後は「インターネットや携帯電話など新しい販促手法を採り入れていく」(同)ことなどにより、さらなる業績のアップを図っていく考えである。
オフィス、ホテル、さらに超高層マンションまで擁する品川駅東口エリアの中心「品川グランドコモンズ」。「品川グランパサージュ」は、世界的企業が居を構えるオフィスビルのグラウンドフロアをつなぐ"くつろぎとにぎわいの空間"として2003年4月にオープン。
「PICASSO347」は、明治通りと原宿キャットストリートが交差する"シブイチ"(東京・渋谷1丁目地区)に、ファッション、リビング、グルメ、シネマ、フィットネス、ウエディングレストランで構成する大型商業コンプレックスとして2004年10月にオープンした。カジュアルブランドを中心にファッション専門店の集積が進む"表参道"の入口に位置する同施設は、渋谷の新たなランドマークとなっている。
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