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愛知県常滑市に2005年2月17日、中部圏の新しいゲートウェイとなる「中部国際空港(愛称:セントレア)」が誕生した。 那覇、新千歳、関空、羽田に続く5つ目の24時間空港となるセントレアは、1996年に策定された国の「第七次空港整備五箇年計画」において、大都市圏拠点(ハブ)空港として事業の推進を図ることが位置づけられた。 事業主体となる中部国際空港(株)は98年5月に発足。00年8月から空港建設工事がスタートし、4年半の工期を経て、21世紀初の万博である「愛・地球博」の開幕に1か月余先立ち開港したものである。
国際線と国内線が一体となった旅客ターミナルビル(地上4階建)は、出発階(3階)、到着階(2階)を、それぞれワンフロアに集約するなど、乗り継ぎに便利な構造で、チェックインから搭乗までの移動距離も大幅に短縮。 さらに国際線の手荷物検査は国内の空港としては初めて「インライン方式」を採用、チェックイン時に荷物を預けるだけで機械が自動的に検査する同方式の導入により、手荷物検査後に荷物を持ってチェックインしていた煩わしさから開放。 また、空港駅のホームから旅客ターミナルの出発ロビーまでを緩やかなスロープや「動く歩道」で段差なしで連絡するなど、「ユニバーサルデザイン」が徹底されているのもセントレアの特徴で、年齢や障害の有無などに関わらず、"すべての人が使いやすい空港"を実現している。 「誰もが楽しめる魅力的な"エアシティ"」をコンセプトに、エンターテインメント性の高い商業空間を設けているのもセントレアの特徴で、 「スカイタウン」と名付けられた旅客ターミナルビル4階には、西洋の街角の裏路地を再現した空間に個性的なレストランやショップなどが展開する「レンガ通り」と、 日本の古く懐かしい宿場町をイメージした空間に中部地方の特産品や工芸品などの地場産品を中心とした物販店、 飲食店が軒を連ねる「ちょうちん横丁」が開設されている。
ちょうちん横丁の一角には、ワンストップでさまざまなリラクセーションを提供する総合リラクセーション施設「くつろぎ処」が設けられ、日本の空港では初めてとなる展望風呂「宮の湯」をはじめとして、ボディケア、エステ、ヘアサロンを1か所に集めた「悠楽々(ゆらら)」、食事や飲み物を提供する「お食事処 宮亭」、2時間から利用できる休憩ルーム「お休み処 ゆめや」が配されている。 さらに、旅客ターミナルビル本館から滑走路方向に延びる「センターピア」の1階の最先端には、人気シェフ石鍋裕氏がプロデュースする展望レストラン「クイーン・アリス&トゥーランドット」を設置。センターピア2階に設けられた緑豊かな吹抜け空間「センターピアガーデン」での挙式と同レストランでの披露宴を組み合わせた"エアシティウエディング"も行う。また、センターピアの屋上は展望台「スカイデッキ」となっており、滑走路を離着陸する飛行機や伊勢湾を航行する船舶、さらには遠く鈴鹿山系を望む眺望を楽しめるなど、セントレアは搭乗目的以外で訪れても楽しめる施設となっており、年間1200万人の航空旅客以外に300万人の集客を見込んでいる。
セントレアの最大の特徴は国際線と国内線が一体化されていることで、国内線から国際線にトランジットする場合などでも、使い勝手が非常にいい。この辺を航空会社さんからは非常に高く評価していただいており、旅行代理店さんなども、国内の地方都市からセントレアを経て海外に向かうツアーの企画に動きはじめています。 旅客ターミナルビルについては、航空系のお客様の利便性を最優先に考えておりますが、お客様が求めているのは機能だけではなく、そこでいかに楽しい時間を過ごすことができるか、いかにゆっくりとくつろぐことができるかというのが21世紀の空港には絶対不可欠であろうという考えから施設づくりに取り組みました。 これまでの空港は「機能的ではあるけれど無機質で冷たい」という批判がありました。そのため、イギリスのヒースロー空港のように商業的に成功している空港、デンマークのコペンハーゲン空港やオランダのスキポール空港のようにCS的に高い評価を得ている空港、ルフトハンザが第二ハブとして使っているドイツのミュンヘン空港のように規模的・役割的に似ている空港など、海外の空港を視察して構想を練り上げました。 空港に「遊び」や「ゆとり」を持ち込んでみようということで、商業でそれを表現しようしてできあがったのがスカイタウンです。国際空港というのは、いわば世界と日本の結節点ですが、その"世界"を「レンガ通り」で表現し、"日本"を「ちょうちん横丁」で表現。さらに、その真ん中に「イベントプラザ」があって、そこに"賑わいの場"を創出する。従来の商業施設のように物販と飲食が整然と分かれているのではなく、あの路地を曲がったら何があるかわからないというような"街"を形成するという視点から構想しました。 ちょうちん横丁には、日本の空港では初の展望風呂がある「くつろぎ処」を設けています。構想の初期の段階では「そんな奇をてらったものをつくってどうするんだ」という意見もありましたが、名古屋空港をご利用になられているお客様にアンケートとったところ、お風呂やシャワー、マッサージといったリラクセーション機能のリクエストが圧倒的でした。これまでの空港にもリラクセーション機能は、機能的には個々にはありましたが、それも非常に目立たないところにあったりしました。それを一か所にまとめてよく目につく場所にもってくると、それだけで"目玉"になるんです。 名古屋から特急で約30分、車でも名古屋市内から40分あれば来られる。30〜40分というのは、日常から離れた非日常の中に入ってきたという気分になるために必要な時間です。また、空港島に来るために橋を渡りますが、あの橋が非日常に飛び込むという感じを出すのにちょうどいい仕掛けになっています。 3月25日に「愛・地球博」が開幕しました。私どもの使命の一つとして「愛・地球博の"玄関口"になる」ということがあり、 それに合わせて開港を目指してきましたから、"玄関口"としての機能をしっかりと果たしていきたいと考えています。 関連サイト: 中部国際空港 セントレア データ ●中部国際空港 セントレア
●旅客ターミナルビル
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