■ケーススタディ北海道のラーメン文化の殿堂を目指し、 各地のご当地ラーメンが一堂に会するフードテーマパーク 札幌ら〜めん共和国 北海道各地の有力ラーメン店が集結し、それぞれの個性的な味が楽しめるラーメンのフードテーマパーク「札幌ら〜めん共和国」が、10月1日にオープンした。 同施設は、北海道旅客鉄道(株)(JR北海道)グループの一員である札幌ターミナルビル(株)が経営するJR札幌駅前に立地する商業施設「エスタ」の10階レストラン街をリニューアルして新たに設けられたもので、施設の企画・設計・プロデュースには、フードテーマパークで多くの実績を有する(株)ナムコの企画設計集団「チームナンジャ」が担当した。 札幌駅前には、昨年3月、駅前再開発により「大丸札幌店」と商業モール「ステラプレイス」などからなる「JRタワー」がオープンしているが、そうした背景を受けて同ビルに隣接するエスタでは、既存レストラン街を見直し、抜群の集客力を誇るフードテーマパークを導入することにより個性化と賑わいを創出し、母体施設への波及効果、周辺施設の相乗効果に寄与しようと企図したもの。
札幌ら〜めん共和国のテーマは「北のラーメンフロンティア」。札幌といえば全国でも有数のラーメンどころであり、激戦地あることはあまりにも有名だが、"北海道4大ラーメン"といわれるように、札幌、旭川、函館、釧路といった地域に根ざした個性的なラーメン文化が醸成されており、 それ以外の各地にも地域らしさの現われたラーメンがあるなど、まさにご当地ラーメン王国となっている。 ら〜めん共和国は、これら4大ラーメンをはじめ、道内でもあまり知られることのないご当地ラーメンを紹介していくことで"北海道ラーメン文化の殿堂"をつくり上げることを目指している。今回は、フードジャーナリストであるはんつ遠藤氏の監修を受け、4大ラーメン地に帯広、根室を加えた8店舗のほかテーマ物販店1店が出店。空間は、ミニ独立国であるというテーマストーリーに基づく設定で昭和20年代の札幌の街並みが再現され、中央にはリアルにつくり込まれた蒸気機関車と木造の駅舎、踏み切りが配され、それを取り巻くように街並みが広がる非日常的な環境演出となっている。 また、各所には北海道のラーメンに関する解説やクイズなどが配されており、さらには顧客からラーメンの情報を募集し掲示する「口コミ情報局」、利用者の投票によるラーメン王(店舗)の選出といったアトラクション的要素も盛り込むなど、味わうだけでなく、参加性、情報発信という機能も備えた、北海道のラーメンを集大成し伝えていく拠点として構築されている。
「食べ歩きをしたいというお客さまのご要望にお応えして、11月8日から"ミニラーメン"を各店で提供する企画を実施しています。今後も、運営を通じてさまざまなイベント企画を打ち出していきたいと考えていますし、ほとんどの店舗が1年契約となっていますので、お客さまの反応をみながら、常に魅力あるラーメンを提供できるよう努めてまいります」(浅川氏)と、さらなる活性化に意欲をみせている。
関連サイト: 札幌ら〜めん共和国 データ 2004年12月
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