ケーススタディ
 
 資生堂ギャラリー
 

銀座の街という日常空間における"非日常のアート空間"
 
「東京銀座資生堂ビル」は、資生堂の社名の由来である「万物資生」の精神を世紀に表現していく"場"として、同社ゆかりの地である東京・銀座8丁目に2001年3月1日オープンした。
 
スペイン生まれの世界的建築家、リカルド・ボフィルとのコラボレーションによる同ビルは、地下1階地上階建で、地上階にはレストラン&ラウンジ「ファロ資生堂」(10〜11階)、イベントホール「ワード資生堂」(9階)、レストラン&カフェ「資生堂パーラー」(3〜5階)、ファロ資生堂や資生堂パーラー発のオリジナル商品を取り揃えた「プラザ」(1階)が入る。そして地下1階には、天井高5m超の空間をもつ銀座地区最大級のギャラリー「資生堂ギャラリー」を展開している。
 
資生堂ギャラリーは1919(大正8)年のオープン以来、改装や戦争による一時中断はあったものの、80年以上にわたり、その灯を消すことなく、日本に現存する画廊の中で最も古い歴史をもって、今日に至っている。戦前には、無名の新人であった山本丘人や須田国太郎らの初個展を開くなど、新進作家の登竜門としての役割を果たし、戦後は「椿会」や「現代工藝展」などの自主企画を通じて、作家の創作活動を支援。さらに90年以降は、現代芸術に主軸を定め、同時代性を重視した企画展を開催してきた。
 
東京銀座資生堂ビル地下1階へのリニューアルオープン後は、時代を担う価値を発見するというこれまでの理念のもと、前衛性と純粋性を堅持しながら、国際的に活躍する若手作家やアジア美術、さらにはメディアアートなど新しい潮流の紹介も行なうなど、銀座地区では他にないダイナミックなギャラリーとして活動している。
 
(左)●旧資生堂パーラービル跡地にオープンした「東京銀座資生堂ビル」
(右)●東京銀座資生堂ビルと花椿通りを挟んで立つ「資生堂ザ・ギンザ」。東京・銀座は資生堂の"本籍地"

 
(左)●1階の「プラザ」は"非日常な空間へのコンシェルジュ"
(右)●プラザ奥には、資生堂パーラーのルーツといえる「ソーダファウンテン」のレプリカが設置されている

 
東京銀座資生堂ビルの地下1階に展開する「資生堂ギャラリー」。1階から緩やかで長いアプローチを設けることによって、銀座の街という日常空間からアートという非日常空間への物語のある誘いとしている

 
関連サイト:SHISEIDO GALLERY
 

データ 2004年9月現在

[所在地] 東京都中央区銀座8-8-3
[連絡先] 03-3572-3901
[オープン] 2001年3月1日
[開館時間] 平日11:00〜19:00
日祝日11:00〜18:00
[定休日] 毎週月曜日
[入場料] 無料

 


 

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