■ケーススタディ
公共性の高いバス会社が"銭湯"をつくった。
370円という超低料金でイオン純銀風呂・カバノアナタケ湯を楽しめる
北海道中央バス「湯めごこち 南郷の湯」
北海道小樽市に本社を置く北海道中央バス(株)は、地方バス会社には珍しく新規事業に意欲的な会社である。温浴施設以外にも「はなまるうどん」のフランチャイズ店を展開するほか、小樽では歴史的建造物を活かしたワインハウス「小樽バイン」やロープウェイ、ホテルなども運営しており、経営も順調に推移している。
そのなかでも、札幌市営地下鉄東西線南郷13丁目駅から徒歩約2分の札幌市白石区南郷通14丁目に2002年8月オープンした温浴施設「湯めごこち 南郷の湯」は、開業と同時に人気の施設となっている。370円という、札幌の通常の銭湯の入湯料金と同じ料金で、大浴槽・泡風呂・電気風呂・水風呂の4つの浴槽が並ぶ「大浴場」や、日本情緒を感じる檜と岩の露天風呂など、清潔で開放感のあるさまざまな風呂を楽しめるのだから、それもうなずける。
水質管理には、純銀イオンによる殺菌浄化装置が設置されており、清潔快適な入浴環境が提供されている。さらに露天風呂が、全国でも珍しいカバノアナタケというキノコを使った薬湯になっているのも、同施設の特徴である。 |
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日本情緒を感じる檜と岩風呂がある露天風呂では、心地よい風を感じながら入浴を楽しめる |
カバノアナタケというのは、一つの山に一株あるかないかというくらい珍しいキノコで、主に白樺に寄生する。今評判のアガリクスタケの30倍のβグルカン、20倍のSOD活性(抗酸化作用)を持っている。これを直接肌に作用させ、肌にも優しく、成人病全般に有効だそうで、現代人には欠かせない健康湯になっている。
「お客さまは、ほぼ100%がリピーターで、『いい風呂だった』と言ってくれるのが、従業員にとって最大の喜びです。北海道の人は、みなお風呂が大好きです。多くのお客さまは、ここに毎日370円の贅沢をしにきてくれます。バスは公共事業ですから、来ていただくすべての方に楽しんでいただけるようにしたいですね」(南郷の湯副店長・篠田勝氏)。
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(左)●"札幌最大級の銭湯"として札幌市郊外に2002年8月開業 (右)●店前に広大な駐車場を設けるほか、札幌駅前からのバス路線もあり交通アクセスは至便。「はなまるうどん」も北海道中央バスの新規事業 |
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(左)●男湯と女湯には同じ浴槽を左右対称に配置 (右)●ロビーでは、風呂あがりのビールをはじめ、こだわりのソフトクリームや軽食を用意 |
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(左)●大浴場には、大浴槽、泡風呂、電気風呂、水風呂の4つの浴槽のほか、サウナ室も設けられており、入浴客はそれぞれ好みのお風呂を楽しんでいる (右)●洗い場は、男女それぞれに50人分を設置。前後の間隔が広いのでゆったりと身体を洗うことができる |
関連サイト:湯めごこち 南郷の湯
データ 2004年6月現在
| [所在地] |
北海道札幌市白石区南郷通14丁目北3-5 |
| [連絡先] |
011-846-4126 |
| [オープン] |
2002年8月5日 |
| [事業主体] |
北海道中央バス(株) |
| [敷地面積] |
9,145m2 |
| [構造・規模] |
S造・平屋建
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| [延床面積] |
1,122m2 |
| [施設内容] |
○大浴場(大浴槽、泡風呂、電気風呂、水風呂)、乾式サウナ、露天風呂(檜露天風呂、岩露天風呂)、テラス、ロビー(小上がりあり)、ゲームコーナー
○泉質(沸かし湯)/純銀イオン風呂・カバノアナタケ湯(一部) |
| [利用料金] |
大人370円、子ども140円、乳幼児70円、
回数券(11枚綴り)3,700円 |
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