■ケーススタディ"いままでよりも少しイイカゲンで、少し優しかった" 昭和30年代の風景をオフィス空間に再現 レッド・エンタテインメント 昭和30年代の下町 を想起させる環境演出を施したユニークなオフィスが東京・日本橋蛎殻町に誕生した。それが2月16日に青山から同地に移転したレッド・エンタテインメントの本社である。 レッド・エンタテインメントは、ゲームソフト・アニメ等コンテンツの企画・制作を手がける企画会社。同社代表取締役会長の広井王子氏は、今回の“楽しいオフィス空間 ”づくりの理由について「会社よりもディズニーランドに行ってる方が楽しいでしょ。ならば、会社を楽しくしたらいいじゃないか、という発想です。特にエンターテイメントビジネスは自分が楽しくならないとできませんから」と笑う。
オフィス内には、旧型の電話ボックスや郵便ポスト、懐かしい人形や看板が、そこここに飾られているほか、各部屋を「王子カフェ」「ストリップ 社長室」「帝国映画劇場」と名付け、看板やファサードを当時の風景を再現したデザインとしている。
昭和30年代を環境演出のテーマに設定したのは「高度成長期の初期で、日本が最も活気づいていたときで、いまよりも少しイイカゲンで、少し優しかった。会社も当時は、経営者も従業員も家族みたいに生活を一緒にし、多くの思い出をつくってきた。会社というのは本来そうあるべきで、町内会のような雰囲気を会社内につくれないだろうか、と考えた。いまのアメリカ型の経営スタイルからみれば後退した考えかもしれないが、日本には日本型のビジネスがあると思っているし、日本人には日本人のやり方があっていると信じている」という。 「そして、これはあくまでも第1期工事で、来年は第2期工事をやるつもりです」と広井会長。今回、環境演出を施したのはクリエイティブ部門が入る8階だけだが、会長室はさらに改装中であり、来年の第2期工事では、7階の管理部門も同じようにしたい考えのようで、同オフィスは、「“街 ”として、今後も日々変化し、成長していく」と語ってくれた。今後大注目の新しいコンセプトのオフィスが誕生した。
関連サイト: 株式会社レッド・エンタテインメント公式サイト データ 2004年04月現在
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