■ケーススタディ
沖縄本島北部地域の観光振興の拠点施設として、
海洋博公園の中心部に開設された多彩な機能をもつビジターセンター
国営沖縄記念公園・海洋博覧会地区(海洋博公園)の中央ゲート下・噴水広場横に2003年12月20日、総合案内所「ハイサイプラザ」がオープンした。
海洋博公園のゲストセンター機能を担うハイサイプラザには、同公園の案内をする「公園情報ルーム」に加え、“やんばる”(沖縄本島北部地域)の魅力を紹介する「やんばる情報ルーム」、“やんばる”にちなんだ伝統工芸を中心に紹介する「美ら島ギャラリー」、“やんばる”ならではのグッズを販売する「ショップやんばるの杜」に加え、憩いのひとときを過ごせる「カフェ ティーダ」が配されている。
『国営公園』は、国家的な記念事業や、わが国固有のすぐれた文化資産の保存・活用を図ることを目的に、閣議の決定を経て設置される。国営沖縄記念公園は、1975年7月20日〜76年1月18日に開催された沖縄国際海洋博覧会を記念して同博覧会の跡地に整備を進めている「海洋博覧会地区」と、沖縄の復帰を記念する事業の一環として 年度から首里城の復元を進めている「首里城地区」があるが、内閣府沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所では、“来園者にわかりやすく、利用しやすい名称”として、それぞれ「海洋博公園」「首里城公園」とし、沖縄観光振興の支援を図れるように整備を促進するとともに、来園者が安全で快適に園内を利用できるように、必要な維持・運営管理を実施している。
海洋博公園は、 年度に閣議決定された「沖縄県国頭郡本部町において開催される沖縄国際海洋博覧会の跡地に沖縄国際海洋博覧会記念公園(仮称)を設置し、国により整備する。」を受けて整備が進められているもので、会場跡地約100haのうち77haについて、 76年3月に都市計画決定が行なわれ、同年9月から水族館、海洋文化館、海浜公園などの海洋博の政府出展施設を主体に開園。その後、ちびっことりで、沖縄郷土村、熱帯ドリームセンターなどの施設を整備。さらに、90年10月に熱帯・亜熱帯都市緑化植物園、99年4月には南地区エントランスゾーンを開園。2002年5月には延べ入園者数4000万人を達成、「観光立県」に寄与している。
さらに国営沖縄記念公園事務所では、“やんばる”の観光振興拠点としての役割を担う海洋博公園の集客力をより一層高め、魅力ある一大観光レクリエーション地域として発展していくため、02年11月1日に世界最大級となる新水族館「沖縄美ら海水族館」を開館。
ハイサイプラザは、同水族館に続く、海洋博公園および“やんばる”の観光振興のため拠点施設として開設されたもので、「公園の案内機能をもつ施設は以前から欲しかったので、これが完成したことはとにかく非常に嬉しい。ただ、できただけで満足してはならず、ハイサイプラザは絶えず新しい情報を発信していかなければならない。そのぶん職員は忙しくなるが、それもいいことである」((財)海洋博覧会記念公園管理財団・海洋博公園事業センター企画業務課調査役兼企画広報係長 中村裕氏)として、情報発信機能のさらなる拡充に邁進している。
関連サイト:
国営沖縄記念公園 海洋博公園公式ホームページ
| [所在地] | 沖縄県国頭郡本部町字石川424 |
| [オープン] | 2003年12月20日 |
| [事業主体] | 内閣府沖縄総合事務局 国営沖縄記念公園事務所 |
| [運営主体] | 財団法人 海洋博覧会記念公園管理財団 |
| [構造・規模] | RC造・平屋建 |
| [延床面積] | 約1,700m2 |
| [施設内容] | 情報ルーム2室、ギャラリー、ショップ、カフェ |